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映画には、作る者に根拠がある作品と、ない作品がある。
根拠がある作品は強い。どうしても伝えたい何かがあるということだ。
この作品にも、胸を掴まれる瞬間が何度もある。物語に引きずり込まれてしまう感覚。 これは、映画を観る喜びなのだ。
橋口亮輔 監督
『恋人たち』
嫉妬するほどおもしろかった!
家族を見つめる視線は優しくて厳しい。完璧だった。
大森立嗣 監督
『日日是好日』
気合の入った監督が撮れば、かくも凄みのある映画が出来る。
フルスイングのデビュー作だからこそ、
異様でとてつもない迫力に満ちている。
石井裕也 監督
『舟を編む』
昔、ロケハン中の車内で、当時助監督だった野尻さんが
突然ご自分の家族についてぽつりと話し始めた。
衝撃で私は言葉が出ず、車中は静まり返った。
あれから十年経ち、野尻さんは映画を撮った。
それはやっぱり家族の映画だった。
ひとつの作品を生むまで何年もかけること。
本当に撮りたいもの、やりたいことがしっかりとあること。
悲しみに笑いという光を照らすクレバーさと強さ。
それらの全てが、成熟した新人監督・野尻克己の唯一無二の作家性なのだ。
横浜聡子 監督
『ウルトラミラクルラブストーリー』
登場人物たちの姿に、泣いたり笑ったりを繰り返した。
励ましたい気持ちが生まれたが、気づけば励まされていた。悲しみの中で生きる人たちは優しい。
まぎれもない名作だ。
加藤千恵
歌人・小説家
多くの人は、自分のことを「普通」と思っている。
だから何かあった時、まずは自分のせいにする。
「普通」を守れない自分が異様なんだ、と頭を抱える。
そんな「普通」の輪郭を溶かしてくれる、優しい映画だ。
武田砂鉄
ライター
アイドルを起用する邦画は、カットが多く、セリフが短く、
風景や音楽を多用という演出が多いです。
そんな邦画に食傷気味の人は『鈴木家の嘘』の木竜麻生さんをどうぞ。
ひろゆき
元2ちゃんねる管理人